岩国のシロヘビ

shirohebi_01岩国のシロヘビは、長さ1.8メートル、胴回り15センチメートル余り、アオダイショウのアルビノが遺伝的に固定している種です。目はルビーのように赤く、全身は白く光沢があり、清楚な姿でとても神秘的です。性質はおとなしく温順で、人に危害を加えることはありません。アルビノは普通は一世代限りの遺伝子異常ではありますが、岩国のシロヘビは形質が遺伝で維持されている個体群です。
世界的にも非常に珍しく貴重で、学術的価値も高いといわれています。
最初の記録として残っているものは、およそ260年前に書かれた「岩邑年代記(がんゆうねんだいき)」で、元文3年(1738)年6月、千石原(現在の岩国市横山3丁目付近)に出現と記されています。
文久2(1862)年の「錦川誌」にも、岩国藩の米倉に住み着いていたという記録があります。

起源は明確ではありませんが、約400年前、岩国へ移封された藩主吉川広家(きっかわひろいえ)が錦見一帯で米作りに努めた頃、多くの米倉でネズミをエサにしていたアオダイショウが色素細胞のない変種で、それが遺伝し生まれてきたとされています。
当時の人々がこの珍しいヘビを有益で幸運を呼ぶ家の守り神として大切に保護して、その数を増したと考えられています。

大正13(1924)年12月9日、錦川をはさんだ今津、麻里布、川下地区が国の天然記念物に指定され、昭和47(1972)年8月には、「岩国のシロヘビ」と指定替えされました。
今津、麻里布、川下地区は旧家が多く、倉庫や石垣、水路などでは生息条件が良いとされています。稀に野生種の目撃情報が寄せられたり、市が保護する事例もあります。しかし、近年生息地域の都市化が進み、エサとなるネズミ等の動物相も変化するなどの環境の変化により、野生のシロヘビ生息数は減少しています。

岩国市では、官民一体となってシロヘビの保護に努めており、横山の他、麻里布、今津天神、旭町第一、旭町第二、尾津の飼育施設で繁殖を行っています。
なお、野生種の勝手な捕獲は禁止されています。

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岩国シロヘビの館http://kankou.iwakuni-city.net/shirohebi-museum.html

岩国白蛇保存会http://www.shirohebi.com/
このページの情報は「岩国市観光振興課」の提供です