多田焼き「雲渓山窯」陶芸体験レポート


自然豊かな里山でゆったりとした雰囲気の中、気さくな窯主さんの手ほどきをうけながら、さまざまな器の制作を楽しめると聞いて、岩国の伝統陶芸「多田焼」の体験をしてきました!

 


多田焼は元禄13年(1700年)岩国藩の藩窯としてうまれました。
藩主・吉川氏により京都から焼き物師を迎え、多田地域の住人に陶技を伝えたのが始まりとされています。当時は、将軍家への献上品として茶碗や花活けが主に作られていました。
現在は2代目・田村雲渓(たむらうんけい)先生が多田焼を継承しています。

 


まずは、手びねり体験!しっとりしたキメの細かい粘土を使ってマグカップを作ります。
田村先生に“陶芸のコツ”を丁寧に教えていただけるので、不器用な私でも素敵な器になりました!!

 



多田焼きオリジナルの絵柄の貼り付けもできます。
かわいい干支や花柄など沢山の種類の中から選ぶことができますよ!

 


続いては、ろくろ体験でお茶碗作り!
ろくろが回り始めるとみるみるうちに器が出来上がっていくので指先に神経を集中させます。少しの力加減で器がすぐに崩れてしまうのでバランスがとっても重要!崩れても先生が優しく手直ししてくれますよ。

 


好みの大きさや形を決めてお茶碗の完成です!!
今回は2時間程度の体験で素敵な器を2個作ることができました♪
また、粘土1キロで3個まで作品を作ることができます。

 


作品は本焼きの工程へ・・・。焼きあがるまでの期間は1~3ヶ月が目安。
完成品のお渡しは、雲渓山窯でのお渡し又は郵送で受け取ることができます。
雲渓山窯はのぼり窯なので、火の入りなどによって作品ひとつひとつの色が変わります。
自分の作品がどんな色になるか楽しみですね!

 


とても優しい先生と一緒に記念撮影♪
陶芸体験は、先生が丁寧に教えてくださるので、お一人様をはじめ初心者やお子様でも安心して参加することができます。

 


こちらが後日家に届いた完成作品です!
深みのある綺麗な緑色で手作りならではの温かみのある器になりました。

 


また、田村雲渓先生の作品も販売されています。茶器や一輪挿しなど素敵な焼き物がたくさん!
自分のお気に入りを見つけてくださいね。

 

【お問い合わせ】陶芸体験多田焼「雲渓山窯」TEL/ 0827-76-0112
【場所】岩国市美川町小川395-1
【料金】3000円~(1人1キロの粘土・3作品まで)
【定休日】不定休
【予約】要予約
【体験時間】約2時間
【その他】エプロン持参、汚れても良い服装

このページの情報は「岩国市観光振興課」の提供です