佐々木小次郎像

sasakikojiro 「祖先以来、岩国の住、姓は佐々木といい、名は小次郎と親からもらい、また 剣名を”巌流”とも呼ぶ人間は、かくいう私であるが・・・」吉川英治の小説「宮本武蔵」の一節です。
「宮本武蔵」は、江戸時代から、講談などで長く語りつがれてきたものですが、吉川英治は、錦帯橋-柳の木ーつばめーつばめ返しー巌流ーと連想して、「佐々木小次郎が、錦帯橋畔で柳の枝が燕を打つのを見て「燕返し」の術を得た」と、岩国に来て自ら創作し、剣聖「宮本武蔵」の背景を写し出しました。「佐々木小次郎」は、安土桃山時代~江戸時代初期にかけて、「巌流」と称し活躍した剣豪で、小倉藩主であった細川忠興に仕えた人物です。慶長17(1612)年に現在の山口県下関市にある船島、いわゆる「巌流島」にて宮本武蔵と勝負し敗れたことで知られ、物干竿と言われた長尺な太刀を振るい、「燕返し」の秘剣を生み出したことでも知られています。
吉川英治原作の小説「宮本武蔵」の中では、岩国出身となっていますが、未だ不明な点が多き人物です。

【所在地】〒741-0081 山口県岩国市横山2丁目4
○アクセス:
・山陽自動車道岩国インターチェンジから車で7分
・JR山陽本線岩国駅からバスで20分(いわくにバス「錦帯橋」バス停下車)
・JR山陽新幹線新岩国駅からバスで10分→いわくにバス「錦帯橋」バス停から徒歩で5~10分

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